早いもので今年も4か月が経過し、5月を迎えてしまった。ここから先は暑い季節を迎えることになり、ロードバイクに乗る時もその対策を練らなければならない。そう考えた時に真っ先に思いついたのがサイクルグローブだった。
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ロードバイクは手のひらに負担がかかる
ロードバイクというとペダルを漕ぐための太ももだったり、前傾姿勢を維持するための背中だったりに負担がかかる乗り物だという印象が強そうだが、私が1年乗ってみて最もその負担を感じた体の部位は手のひらだ。これは私の乗車フォームが良くないことが原因でもあるのだが、手に体重が乗ってしまう悪癖があるようで、いつも最初に痛みを感じるのは手のひらなのである。
だからそれなりの距離を走る時にはサイクルグローブは必須なのだ。冬用のフルフィンガーグローブはこちらの記事でもご紹介したCannondaleのグローブを使っていた。このCannondaleのグローブを購入した時はまだまだロードバイク経験はわずかであり、なんとなくブランド名とカッコよさで選んでしまった。Cannondale製だけあって大きな問題はないものの、「こうしておけばよかった」という後悔は少なからずある。今回は夏用のハーフフィンガーグローブを購入するにあたり、その経験を踏まえつつ選んでみることにした。
ROECKLのグローブを選んだ3つの理由
今回足を運んだのはY's Road、言わずと知れたスポーツバイクの専門店だ。さすがにスポーツバイクの専門店だけあって、イオンバイクでは見たことがないようなサイクルグローブがたくさん並んでいた。その中から私が選択したのはROECKLというブランドのハーフフィンガーグローブ。恥ずかしながら初めて聞いたブランドだったが、調べてみるとドイツのグローブ専門のブランドであるとのこと。そのROECKLを選んだ理由は以下の3点である。
選んだ理由1:パットが分厚いこと
まず最初の理由はパッドが分厚いこと。Y's ROADでもいろいろと見てみたが、パッドが極端に薄いタイプのグローブもあった。これはきちんとしたフォームでペダル・ハンドル・サドルへの負荷分散が適切であり、手に痛みを感じないようなローディ向けのグローブだと思う。前述したが、私はそれが下手くそであり、手に大きな痛みを感じてしまうのでパッドが分厚く手のひらへの負荷を軽減してくれることが重要となる。そういった意味ではこのROECKLのパッドは相当に分厚い。おそらくこの日見たグローブの中で最も分厚いパッドが入っていたと思う。
選んだ理由2:親指と人差し指の間が補強されていること
二つ目は私の中では最も重要なポイントだ。私が最も痛みを感じるのは手のひらではななく、親指と人差し指の間だ(下の写真赤丸の辺り)。街乗りがメインであるため、ブラケットを握っている時間が圧倒的に長く、そこに体重がかかるのでこの部位に痛みが強く出ると考えている。しかしながらサイクルグローブの中にはこの部分を手厚く補強しているものがあまり多くはない。私は冬に愛用していたCannondaleのグローブも然りだ。というわけでこの部分にパッドないし、手厚い補強があるものを探した。この日並んでいる商品の中では2種しか該当するものは見つけられなかった。その一つがROECKLであり、下の写真を見てもこの部位にも補強が施されていることがわかる。さらには3つ目の理由もあってファストチョイスとした次第だ。
選んだ理由3:脱着がベルクロ式であること
親指と人差し指の間が補強されている2種の中からROECKLを選択したのは、脱着がベルクロ式であったためだ。これもCannondaleのグローブを使用しての反省点なのだが、ベルクロを搭載していないと、グローブの脱着にややもたつく。手首付近がクルンと裏返ったりしてややイラッとくる。急いでいる時はなおさらだし、手に汗をかくこれからの時期はよりその傾向が強くなるかも。まあ、そこまで気にするような話ではないのだが、せっかく購入するのであればそういったストレスになる要因はできるだけ排除しておきたい。なので、最終的にはベルクロで脱着できるという点で勝ったROECKLのハーフフィンガーグローブを購入した。
ROECKLのハーフフィンガーグローブレビュー
というわけで週末に早速ROECKLのハーフフィンガーグローブを着用して実走してみた。この日は陽気も良く、ハーフフィンガーには持って来いの天候となった。きっとCannondaleのフルフィンガーグローブだったら暑かったと思うし、見た目も野暮ったく季節外れに感じてしまったかもしれない。
気になるROECKLのハーフフィンガーグローブでの乗り心地だが、、、さすがにグローブ専門のブランドというだけあってその機能性はほぼパーフェクトである。Cannondaleのフルフィンガーグローブや昨年使っていた格安のサイクルグローブとは比較にならないくらいの快適さだった。やはり分厚いパッドが手のひらへの負荷を軽減してくれている。これによって乗車中のストレスがいつもよりも少なく感じた。さらにはいつも真っ先に感じる親指と人差し指の間の痛みをほとんど感じることがなかった。
新しいグローブをつけていたため、やや意識していたということを差し引いてもかなり期待感の持てる初使用となった。慣れてきた時や強い疲労を感じてフォームが極端に乱れた時にどう感じるかも重要だと思う。もう少し経過を観察する必要はあるが、現時点では十分なパフォーマンスを見せてくれるグローブだと感じた。
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