Backlogでプロジェクト・課題管理をしているWEBディレクターの皆さんの中で、
なぜかいつまで経っても課題のステータスが完了にならない・・・なんてお悩みお持ちの方いるかもですね。
課題内のタスクをやってもやっても「完了」にならない⋯
いつまで経っても完了にならないからいつしかコミュニケーションツールと化し、
課題ですらなくなってしまう、というようなプロジェクト、Backlogをよく目にします。
Backlog課題がいつになっても完了しないのは課題の立て方に問題あり
タスクを消化しきれないから完了にならないというのは間違いです。
そもそも消化しきれないほどの課題になっちゃってるのが問題なのです。
なのでステータスが一向に完了にならないのは経過というよりもそもそもの課題立て方に問題があります。
問題1： 課題がざっくりしちゃってるケース
よくあるのは課題がとてもざっくりしているケースです。
例えば課題タイトルが「デザイン」となっているとします。
え？デザインってどこからどこまでです？と。
この課題タイトルにしてしまうと、素材集めから全量FIXまですべてを終えないと課題が完了できません。
その一つの課題の中で最後までやろうとするからやり取りが増えてカオスな状況になっちゃうのかなと。
デザインフェーズの課題サンプル
・デザイン：素材収集
・デザイン：トップページ初稿作成・提出
・デザイン：トップページ初稿FB・修正
・デザイン：下層ページ初稿作成・提出
・デザイン：下層ページ初稿FB・修正
こうしておくことで、各タスクを終えた時点で課題を完了し、次のフェーズへの着手がしやすくなります。
課題内のやり取りのみとすることができるので、情報的にも整理ができますね。
課題本文に「完了条件」を明記しておくとよりクローズしやすくなります。
デザインフェーズの課題サンプル（完了条件あり）
・デザイン：素材収集（完了条件：デザインのための素材を収集し、デザイン着手で完了）
・デザイン：トップページ初稿作成・提出（完了条件：クライアントへの初稿提出）
・デザイン：トップページFB・修正（完了条件：トップページデザインのFIX）
・デザイン：下層ページ初稿作成・提出（完了条件：クライアントへの初稿提出）
・デザイン：下層ページFB・修正（完了条件：下層ページデザインのFIX）
問題2： 課題の中に複数の課題があるケース
もう一つよくあるのが課題の中に課題が複数存在しちゃってる場合です。
課題がそうなっていると、一つやっつけても完了がしにくくなります。
課題の中に複数の課題を入れちゃう例
・metaに使用する情報を整理してOG画像を作成し、コーディングで反映する
この場合も問題1： 課題がざっくりしちゃってるケースと同じく、すべてをやらないと完了ができません。
また、作業に関連する人がこの課題に集中することになるので、コミュニケーション的にも煩雑になってしまいます。
なので、こういったタスクを実行したい場合は課題とタスクを1つずつにわると良いです。
課題の中に複数の課題を入れちゃう場合の改善サンプル
・meta情報を整理してクライアントの了承を得る
・デザイン：OG画像を作成してコーダーに共有する
・コーディング：メタ情報を差し替え本番環境に反映する
課題タイトルも完了しやすくするとなおよいかもしれませんね。
完了条件を明記せずとも課題自体に完了条件を含むことになるので。
解決方法！課題は完了させやすく、1課題1タスクで収める
ということで「Backlog課題がいつになっても完了しない」問題の解決方法です。
至ってシンプルで、意識することは2つだけ。
解決方法1.1課題に1タスクにする（複数課題やざっくり課題にしない）
解決方法2.完了させやすくする（課題タイトルの工夫、完了条件の付与）
親課題を使って関連課題を子課題にする運用もキレイかもしれませんね。
これを意識するだけでBacklog課題が劇的に完了しやすくなりますよ。
「自分は意識しているんだけど他の人の起票時に⋯」
↑これもよくあるケースですね、お気持ちわかります！
いかんせん、プロジェクトメンバーが自分と同じ思考・スキルセットを持っているとは限らないので、
どうしてもBacklog起票の監視や、起票ルールの取り決めは必要になってしまうかもです。
でも！プロジェクトメンバー全員がこれを意識できるようになるとプロジェクトの進行が一気に良くなるはず！