毎年夏休みには息子と映画に行くことにしている。これまでは仮面ライダーとか戦隊ものを選択することが多かったが、今年息子が選択したのがONEPIECE FILM GOLDだった。私は少年心旺盛なのか、仮面ライダーとかの映画でもそれほど苦にはならない方だが、ONEPIECEであれば漫画では読んでいるのである程度は楽しむことができそうだ。
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TVアニメと映画との違い
それではネタバレしない程度に感想を。はっきり言って・・・面白かった!あまり期待はしていなかったが、下手すりゃ息子以上にテンションがあがってたかも。なぜ期待していなかったかというとそれは、ONEPIECEのTVアニメが影響している。私はONEPIECEは単行本で読んでいて、息子がアニメでONEPIECEを見るようになるまで見たことがなかった。ここ最近は一緒に見たりもするのだが、漫画で読んでいる人間としては、「かったるい!」の一言につきる。ナミやロビンの声には違和感ががあるし、声優陣の空気を読めない声の張り方もどうかと思ってしまう。例えば漫画ではロビンがエニエスロビーで「生ぎたいっ!」っていうけどさ、、、これはテキストで表現した時に重みを出すために「ぎ」に濁点をつけたのであって、声優が実際に声をだして「生ぎたい」って言うのはおかしいでしょうと…。TVアニメ版のONEPIECEにはそんな違和感が非常に多い。
映画だとテンポが良くなり引きこまれた!
そんな違和感を持ちながらあまり期待せずに映画を見たのだが、すぐに引き込まれてしまった。声優陣はいつもと変わらないはずなのになぜだろう?と思う。そしてしばらくして気がついた。映画だとテンポがすこぶるいいのだ。TVアニメだと原作に追いついてはいけないので、無駄に時間をかせぐ傾向がある。それはきっとセリフ間の間合いだったり、CMマタギの繰り返しだったり、制作者の苦肉の策が見て取れることがある。それがストーリのテンポを大きく悪化させてしまい、違和感とかかったるさを感じる要因になってるんじゃないだろうか。
映画だと原作に追いつく心配がない。むしろ起承転結を1.5時間程度に収めなければならず、テンポよく進行させなければならない。それが心地よく、ド派手でカッコいいオープニングも手伝ってすぐに話に吸い込まれた。いつもの声優陣の違和感ももしかしたらこのテンポの悪さに起因しているのかもしれないとすら思えてしまった。TVアニメ版のONEPIECEはちょっと・・・という方でも映画であれば違和感なく見ることができるかも。
入場特典は777巻と描きおろしトランプ
そして楽しみがもう一つ。今回のONEPIECE FILM GOLDには入場特典があった。一つは作者描き下ろし(一枚だけ?)のトランプと、もう一つは単行本777巻だ。以前、0巻を同じく特典でプレゼントしたようなのだが、残念ながら当時の私はONEPIECEに興味がなく、後々読むようになってえらく後悔したものだ。そういったこともあって、今回は777巻をゲットできることをとても楽しみにしていた。
単行本と言ってもいわゆる「漫画」が描かれているわけではない。尾田栄一郎氏による映画のキャラクター設定の解説がメインとなってた。劇中に今回のラスボスであるデゾーロのサイドストーリーがフラッシュバック的に差し込まれていたのでスピンオフで描かれているのかと思いきや・・・漫画ではなかったが、その期待に答えてくるコンテンツは用意されていたかな。天竜人が絡むとやっぱり面白いですね。
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とにもかくにも事前の期待値が低かったこともあって、満足度の高い映画となった。その思いを後世に残すために帰りにグッズを物色した。息子はサボの武器を模ったボールペンを即決購入。私は映画限定のゴールドサニー号がディスプレイされていたのでそれが欲しかったが残念ながらSOLDOUT。火がついた物欲が抑えきれずに、なぜか映画館で映画とは直接関係のないノーマルサニー号をゲットしてしまった…。まあ、欲しかったのだから仕方ない…。
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