イヤフォンを使うにおいて有線であるべきか、無線でいいのかは選択として別れるところである。今回、Appleの完全無線イヤフォンAirPodsを購入して使ってみて、私的にはついにその結論が出た。
有線イヤフォン・無線イヤフォンのメリットとデメリット
私は近年はイヤフォンを無線化するためにいろいろなイヤフォンや周辺機器を揃えて調査してきた。が、正直言ってそれは上手くいっているとは言い難い。それを語る前にまずは有線と無線、それぞれのメリット・デメリットを整理しておくことにしよう。
有線イヤフォンのメリットとデメリット
◯メリット
・音質がいい(らしい)
・面倒な設定なしに端子に差し込めばよい
・充電する必要がない
◯デメリット
・ケーブルがとにかく邪魔
・ケーブルが絡まってすぐに聞けないことがある
・ランニング時はケーブルの重さで耳から外れてしまう
無線イヤフォンのメリットとデメリット
◯メリット
・ケーブルが邪魔にならない
・ケーブルを解くストレスから解消される
・比較的快適にランニングをすることができる
◯デメリット
・充電が切れてしまっていると使えない
・有線に比べると音質がよくない(らしい)
・機器によっては設定が面倒
と、それぞれのメリット・デメリットが逆張りしているような格好となった。これがより問題を複雑にしている。そう、それぞれに良さと悪さがあるからどちらも捨てがたいというのが正直なところなのだ。
無線イヤフォン化に失敗してきた日々
私は2017年の10月に↓のような製品を知り、本格的にイヤフォンの無線化に着手した。この1年間で、3種の無線イヤフォンを試してみたがどれも失敗に終わってしまっている。
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その原因を振り返ってみると、以下のような理由でありやっぱり無線イヤフォンのデメリットと重なってくる部分は多い。
- 充電を忘れて使いたい時に使えない
- 接続するのが手間でイライラしてしまう
- ジョギング中に外れてしまう
ただ、1つ言えるのはそこまで高価なBluetoothイヤフォンでは試していないということ。最も効果なものでJVCの6000円程度である。そこでだ!1万円を超えるようなちょっと高価なイヤフォンでも同じなのだろうか、と考えるようになった。それでダメならあきらめもつく。イヤフォン無線化最後の希望としてApple AirPodsを試してみることにした。
Appleの完全無線イヤフォンAirPods!のここがスゴい!
なぜAirPodsを選択したかというと、答えは簡単で私がイヤフォン事情に詳しくないからだ。音楽を聞く習慣ない私はどのイヤフォンメーカーがよいメーカーなのかがわからない。だからiPhoneやMacを使って信頼度の高いApple製のAirPodsを選択した。
Apple製品以外の機器にも驚くほど簡単に接続ができる!
iPhoneやiPadなどのApple製品との接続が容易であるというのはいろいろなメディアで触れられているとおりだ。ケースの蓋をあけるだけで機器を認識し接続してくれる。耳にAirPodsをつければすぐに使いはじめることができる。
私が驚いたのはApple製品のみならず、他社製のBluetooth製品との接続も容易であるということ。初回は双方をペアリング状態にして認識されるのを待つが、これが一瞬だったし、2回目以降は蓋を開けておけばすぐに接続してくれる。先にあげたJVCのBluetoothイヤフォンの場合、毎回ペアリング状態にする必要があり、さらには1分2分待つことがザラだった。それでも接続がされずに再度やり直すということも頻繁だったが、AirPodsはそのストレスが一切ない。これが高価なBluetoothイヤフォンの実力か。
充電は週に1回程度でOK、忘れる心配も少ない!
もうひとつのBluetoothイヤフォンの弱点といえば充電切れである。肝心な時に充電を忘れていて、使えないというあのシチュエーションだ。AirPodsの場合、ケースを充電し、そのケースに入れるとイヤフォンも充電されるという仕組み。これが大げさではなく1週間ほど持ってしまう。私は通勤時、ジョギング、TVと1日に2-3時間使用しているが、その程度であれば十分に充電はもつ。
もう一つ言えるのは「充電のし忘れ」は使わないから起こっていた現象であったということ。どうしても接続が面倒だと使用頻度は少なくなり、カバンから出さなくなりがちだ。そうするといつの間にか充電が切れてしまっている。AirPodsの場合、使いやすさが尋常では無いので、外でも自宅でもとにかく頻繁に取り出す。だから充電を忘れることがなくなり、これが相乗効果となるのである。
意外と走っても外れない!だからジョギングでも安心!
これはBluetoothイヤフォンのデメリットというよりも私個人の問題かもしれない。有線よりも無線の場合は耳からは外れにくいが、それでもジョギングのような運動時だったり、耳とイヤフォンの形状の相性だったりで、外れてしまうこともある。JVCのイヤフォンをはじめ、これまで試してきたイヤフォンはジョギング時に耳から外れてしまうことが多く、使い物にならなかった。致し方なくジョギング専用として、以下の製品を使っていた。
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AirPodsの心配だったところは実はこれだ。同じ形状だと言われているEarPods(Appleの有線イヤフォン)はすぐに耳から外れてジョギングには使えなかった事実があるからだ。が、この心配は杞憂に終わった。AirPodsは外れそうで外れない。きっとEarPodsが簡単に外れるのはケーブルの重さが原因だったのだろう。ローペースのジョギングのようにそこまで高負荷の運動でなければAirPodsは耳から外れなかった。全力の時はどうなるかはまだ試せていないが…。
片耳でも使えるから使用用途が広がる!!
そしてAirPodsは片耳でも使うことができる。充電が1週間持つというのはこの機能に助けられているのも理由だ。TVやジョギングの時は片耳で使用しているから充電は一気にはあまり減らない。
ジョギング時に片耳で使う理由は夜間に走るため、片方の耳を空けておき危険を察知できるようにしておきたいから。以前使っていた完全無線イヤフォンはこれができずに両耳が完全に連動してしまっていた。片耳で使っても使わなくても両方から音は流れてますよ、という状態だ。意外とこれが不便だったので、今回AirPodsが片耳で使えるのは非常に大きい。使用用途はより広がるとうこと。
AirPodsは弱点のない無線イヤフォンの完成形!
ここまでのレビュー通り、AirPodsは私がこれまでに抱えていた無線イヤフォンの弱点を全て解消している。だからこのAirPodsこそが私の中では無線イヤフォンの完成形であると言える。試行錯誤したし、遠回りもしたし、無駄遣いもしたわけだが、1年かけてようやくイヤフォンの無線化が成功した。
- 通勤時にiPhoneで音楽を聞いたり動画を観たり
- ジョギング時に片耳で音楽やラジオを聴く
- トランスミッターと繋げて自宅でテレビを見る
- 寝る前にゴロゴロしながらiPadで動画を楽しむ
いや決して大げさではなく、↑これらの用途の全てでストレスなく使える無線イヤフォンってなかなかなかったので、少なくとも5000円以下の製品では。ただ、完璧と思われるAirPodsにもひとつだけ弱点があると思っている。それは、、、デザイン=形状だ。「耳からうどん」と言われているこの形、どうしてもカッコよく見えないんだよなあ。AirPods2とかでは改善されるんだろうか…。改善されたらまた買っちゃうかも。
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