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EAZY REVIEW

301リダイレクトを設定すればGoogle評価が引き継がれるのは嘘なんじゃないか説

ようやく止まった。何がってブログのアクセス減のことである。12月初旬のデザインリニューアルをきっかけに始まってしまった原因不明のアクセス減が4月に入ってようやく落ち着いて最近は比較的安定してきている。

安易なテーマ変更でPV激減?有料STORKよりも無料STINGERの方が優秀だった件

このブログを開設したのが2015年4月24日です。間もなく1年と10ヶ月の月日が経過したことになります。おかげさまで、開設当初に比べるとページビューもセッション数も大幅に上昇し、たくさんの人に見てもら ...

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アクセス大幅減の理由とは

状況はこうだった。ブログのリニューアルを機にページビューがどんどん下がっていった。12月から2月にかけて1週間単位で落ち込んでいき、最盛期に比べるとリアルに半減してしまった。どんどん減っていくため、「いつか底をついてしまうんじゃないか」っていう恐怖に襲われた。

最初に疑ったのはGoogleからのペナルティだ。ただ、ペナルティだと数ヶ月をまたいでの減少ではなく、もっと急激に落ちるようなので症状から見てやや異なるかと。可能性は捨てきれないので、ペナルティを受けそうな項目を修正しつつ、状況が改善されるのを待ったが、その後もグラフは右肩下がりである。この段階でペナルティの線は薄いと考え、以下が原因ではないかと疑い始めた。

デザインリニューアルをしてページセッションが減ったこと

これは以前の記事でも触れたこと。テーマを差し替えることによりUIが変わってしまったため、複数ページを閲覧するユーザーが減ってしまった。導線を変更する工夫もしてみたが、なかなか改善がされず、正直言って今も改善されていない。これはもうそのテーマが持つデザインの影響だと言って良いだろう。以前のテーマ(STINGER)と比べて、現在使っているテーマ(STORK)の方が回遊率は下がってしまうということだ。

テーマ差し替え時にパーマネントリンクが変わってしまったこと

次にパーマネントリンク(URL)の問題。WordPress設定の問題なのか、テーマの影響なのかはわからないが、リニューアルと同時にパーマネントリンクが変わってしまっていた。これにはリニューアル公開後しばらくして気づいた。SearchConsoleでどうも重複ページの数が多く、詳しく原因を突き詰めていったらURLが変わってしまっていたことに気づいた。ただ、WordPressの機能で、パーマネントリンク変更時は301リダイレクトがかかるようになっている。SEO的には301リダイレクトをさせることでGoogle評価は下がらない、はずだったのが…。詳しくは後述する。

続けざまにSSL化を実行してまたURLが変わってしまったこと

そしてこちらもURL系。SSL化(https)しておくことでGoogleに優先される、ということだったのでいつかは対応しようと考えていた。何も考えていなかった私はまだアクセス減の原因がつかめていない、リニューアルから2週間後にSSL化に踏み切ったのである。そしてここからアクセス減が加速してしまう。実はリニューアル直後のアクセス減がいったん落ち着いていたように見えた時期があった。それはきっとパーマネントリンク変更後に再インデックスされたことが原因ではないかと。にも関わらず、SSL化でまたURLが変わったもんだから再度アクセスが落ちたんじゃないかというのが私の仮説。301リダイレクトしておけば大丈夫なはずなのだが…。

Googleの評価基準がアップデートされ検索順位が下がったこと

悪いことは重なるもので、そんな折に2017年1月から3月にかけてGoogleが検索アルゴリズムを変更するのアップデートが実施された。当ブログ以外にもブログのアクセス減が大量報告されていて3月のアップデートは「フレッドアップデート」と呼ばれている。それまでアップデートの影響は受けていなかったこのブログだが、今回はもろに受けた格好だ。上位に表示されていた検索ワードが軒並み落ち込み、同時にページビューもさらに減ることになる。ただ、URLが変わっていなければ半減はしなかったんじゃないかって思っている。ただでさえ落ち込んでいるところにダメ押しでアップデートが来た。2つ3つの理由が重なって、極端なアクセス減が起きたんじゃないかと。

301リダイレクトでGoogle評価が引き継がれるのは本当なの??

ここで気になるのは301リダイレクトについてだ。どこのSEOサイトを見てもパーマネントリンクの変更やSSL化による「http」→「https」の変更は301リダイレクトを仕込んでおけば問題ないとされている。Googleロボットが301リダイレクトを辿ってくれるため、ページ自体の評価は下がらないためだとか何とか。が、今回のアクセス減やその時のインデックスのされ方を見る限り、どう見ても評価が引き継がれているようには見えない。いや、正確には引き継がれたものもあるのかもだが、いったんゼロ評価となって、そこから徐々に順位を上げているようなコンテンツが多数であるというのが実状だ。

ただ、今回の現象については様々なことが同時発生しているために、原因や事象の切り分けが難しくはっきりと「コレが原因」とは言い切れない。確実に言えるのは、何が起こるのかはわからないし、Googleの気分次第でどうにでもなってしまうということだ。そもそもGoogleがアルゴリズムを公表していない以上はどこのSEO情報も「推測」の域を出ないわけであり、予期せぬ事象が起こってもなんら不思議ではない。リニューアル、特にURLの変更には慎重になった方がいいと思うし、思いつきでの作業は非常にリスクがあるとも感じた。そしてブログの運営なんてGoogleの気分次第であるということ。そんな中でブログやYouTubeを生業としている人ってすごく勇気があるなあと感じた。そんな勇気は持てないから、分散化とかリスクヘッジの策を考えないと。

 

 

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