ジョギング中の心拍数を計測したくなって、それ用にAppleWatchを購入したのは2016年年末のお話。それからというものもちろんジョギング中には重宝しているし、普段生活している上でも常時着用してライフログを計測するのに役立っている。
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CMじゃいろいろやってるのに使い方がわからない…
ジョギング以外にもiPhoneの通知をAppleWatch内で受けることができたり、SuicaやApplePayでお買い物ができたり、ハンズフリーで電話をかけられたりと、期待通りの機能が網羅されている。ジョギング中もiPhoneをを操作する煩わしさから開放されて、もう言うことなしかと思いきや少し気になる部分もあったりする。
https://www.youtube.com/watch?v=XVV6u6IZnLk
AppleWatchのCMを見る限り、いろいろなスポーツで使えるってことがアピールされているが、実はどんなスポーツでどんな風に使うのかってことがいまいちどこにも言及されていない。これってあまりよくない傾向ではないかと…。だって「このスポーツで使いたい!」っていう大きなモチベーションがあって、AppleWatchを購入するためにググるのにその結果がどこにもなかったら購買意欲は薄れてしまって、別のデバイスの購入に流れてしまうのではないだろうか。そんなことをふと思ってしまったので、このエントリーでは私がここまでにAppleWatchを使ってプレイしたスポーツ・運動をご紹介していこうかと思います。
いろいろなスポーツでAppleWatchを使ってみた!
ケース1:屋外でのジョギング・ランニングの場合
まずはAppleWatchとの相性がもっとも良いと思われるジョギング・ランニング。実際にいくつかのスポーツを試してみて、私的にも「走る」こととAppleWatchの相性はすごくいいと感じた。屋外でのランニングにはRuntasticやNIKEなどのサードパーティ製アプリも使うことができるが、やはりもっとも安定しているのは純正のワークアウトアプリだろう。そのメニューの中から「ランニング」を選択する。すると動作に応じてスタート&ストップを自動してくれて計測がされる。「ランニング」についてはGPS機能で距離を計測しているようだ。だから計測終了後にアクティビティアプリにはどこを走ったかを地図画像上に表示される。コースが可視化されるためモチベーションに繋がる。距離やタイムはもちろん、心拍数やペースなども計測され走行中に確認することが可能だ。やや文字が小さいので見えにくいのが弱点かな。
ケース2:ジム(屋内)でのルームランナーの場合
AppleWatchでのランニング計測はGPSだけではないので、屋内、例えばスポーツジムでルームランナー的に走ったときでも計測することが可能だ。その時はワークアウトアプリの「室内ランニング」を選択する。室内ランニングは通常の「ランニング」とは異なり、GPSでの計測ではない。なんと腕の振りによって走った距離が計測されるとのこと。もちろん個人差があるためその人の腕の振りをAppleWatchに学習させる必要がある。一度「ランニング」で走ることで腕の振りと走った距離を照合し次回以降の「室内ランニング」でのカウントに役立てている模様。ルームランナーの距離とAppleWatchでの計測距離にも大きな差異は見えなかったので、それなりの精度と言えるのではないだろうか。計測項目は「ランニング」と変わらずだ。
ケース3:ロードバイク(自転車)の場合
続いてロードバイクでも使ってみた。正直ロードバイクに乗っている時は腕時計の類は見にくいのでそれほどの使用頻度はないかもしれない。私はRuntasiticのサンコンアプリをステム上に取り付けているためそっちの方が遥かに使い勝手は良い。ただ、アクティビティアプリでの日々のライフログを計測するためにはAppleWatchでも計測をする必要があるのだ。使うのはランニングと同じくワークアウトアプリの「サイクリング」だ。幸い、iPhoneでRuntasticアプリも起動させていたので、両者を比較することができた。結論から言うとどちらもGPSでの計測のようなので、ほぼ数値には差異が生じていなかった。「サイクリング」では「ランニング」と同様に距離、タイム、ペース、心拍数を計測することができる。
ケース4:筋トレ(腹筋と腕立て伏せ)の場合
4つ目は唯一移動系の運動ではない筋トレ。言うまでもなく、筋トレはその場で移動することなく体を動かす。そんな筋トレにはワークアウトアプリの「その他」を使う。「その他」では距離やペースを計測することができず、得られるのは心拍数とカロリーの数値だけだ。この取得できる数値から推測するに恐らくは心拍数の数値を見て消費カロリーを計測しているのではないだろうか。
ケース5:球技(バスケットボール)の場合
先日会社の人たちとバスケットボールをする機会があったので、その時にもAppleWatchを着用して計測してみた。が、ワークアウトアプリには球技での走行距離を計測するようなメニューはないし、サードパーティ製も検索したが見当たらなかった。CMではバスケやらサッカーやらがバンバンアピールされていたのでこれは以外だった。てっきり何らかのツールが用意されているものかと…。仕方ないのでワークアウトアプリから使えそうなメニューを探す。走行距離を計るので「ランニング」か「室内ランニング」だろうと、前半と後半とでそれぞれを使ってみた。結果としては大きな差はなかったものの、感触的に少し短い距離としてカウントされているような気がした。
まず、「室内ランニング」は前述の通り、腕の振りで計測している。ランニングであれば規則正しく腕は振られるが、球技だとそうもいかない。いろいろな体勢で走るし、時には腕の振りが抑えられるような走り方もする(特にバスケはドリブルするし)。よって精度は低いのではないかと感じた。続いて「ランニング」だが、こちらはGPSでの計測だ。ある程度の距離の移動であればそれなりの精度かも知れないが、バスケのコートは狭くそこを行ったり来たりと走っている。だからGPSの数値もいまいちなのではないかと。正直、計測後の数値を見た時に「これだけ!?」とがっかりした。体感的には6割くらいに削られているかなって。まああくまでも体感ですが…。
AppleWatchはやっぱりランニングウォッチであるという結論
水泳系で試せてはいないのでそれが前提ではあるものの、私の中ではAppleWatchはランニングウォッチであるという見解がより一層強まった。あのようなCMを見ていたので、走る・移動する以外の競技でもそれなりに使えて楽しめるかなーと感じていたが、残念ながらそういうわけにはいかなかったというのが現実である。ランニング・ジョギング系以外をメイン用途として考えているようであれば、別の端末も候補に入れて検討したほうがいいかもしれない。
ただし、AppleWatchにはアドバンテージがある。それはOSのアップデートとサードパーティ製アプリだ。今現在ではランニング、プラスアルファでしか使うことはできないものの、今後のアップデートでワークアウトアプリが進化してCMのようなスポーツでも使えるようになるとか、NIKEやadidasががんばってサードパーティ製アプリを開発してバスケやフットサルとの相性が良くなるとか、そんな未来を期待することだって可能なのである。Series3以降になる可能性ももちろんありますが…。
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