自転車に乗る時、交通ルールをきちんと守ってる、って自信を持って言えますか?私の居住している地域はそこまで都会でないからかロードバイクやクロスバイクのスポーツバイクの類が少ない。だからかもしれないが、スポーツバイクがルール違反をしている姿はあまり見かけない。みなさんきちんとルールを守っている印象だ。メディアは自転車事故というとスポーツバイクをやり玉に挙げるし、そのように印象を操作しようとしているが、じゃあママチャリがルールを犯していないかっていうとそうでもない。
前述の通り、私の地元ではスポーツバイクの母数が少ないこともあり、ルール違反を犯している自転車は圧倒的にママチャリが多い。特に目につくのが中高生とおばちゃんだ。どうも自動車の運転免許を持っていなかったり、あまり自動車を運転する機会がない層にルール違反が多いように見える。このブログをそんな人たちが見てくれているかはわからないが、どんなタイミングで目に入るかはわからないので、今回はそんな彼らに向けて。
自転車で絶対にやってはいけいない5つのこと
私はロードバイクに乗っているが、その時にもルール違反を目撃することはあるし、さらにはジョギングしている時にも危険な運転をよく目にする。だから「自転車に乗っている時目線」「歩行者としての目線」の双方から感じた自転車の危険な運転を見ていくことにする。
マジでいつか死ぬぞ!スマホを見ながらの運転!
中高大生に多いのがスマホを見ながら自転車を運転してしまうという輩だ。相当に自転車の運転に自信があるのか知らないが、どう考えても危険極まりない。そのスペシャルな運転技術でご自分は車から避けられるのでしょう。でも自転車の場合、被害者になる可能性と同じくらいに加害者になる可能性もあるのだ。そのスピードで前方から目を離していて、歩行者を避けることができますか?歩行者と衝突して、打ち所が悪かったら死亡事故にもなってしまうという危機感を全く持っていないようだ。このスマホ見ながら運転の危険度はかなり高い。隠れて車の一時停止を取り締まるのだったら、重点的にスマホ見ながら自転車を取り締まってもいいのにと思う。
死ぬなら一人で死んでくれ!車道・路側帯の右側通行!
続いて年代・性別を問わずに多いのが車道・路側帯の右側通行=逆走だ。自転車は軽車両であるので、車と同じく車道の左側を走行しなければいけない。にも関わらず、堂々と車道や自転車道の右側を逆走する輩が多い。特に自転車道にはご丁寧に矢印が書いてあるじゃないか!それが目に入らないくらいに運転に集中しているということだろうか?怖いのが交通量が多く道幅の狭い車道である。逆走してくる自転車がいるとそれと狭い道幅にも関わらずすれ違わなければいけない。そんな逆走自転車に限って車から遠い方にコースを取ろうとする。なぜルールを守っている方が死のリスクを高めなければならんのか。できるだけオーバージェスチャーで逆走の旨を伝えるようにしているが、皆キョトンとしている。そう、彼らはそんな交通ルールは知らないのだ。自転車が走る場所があるなんてこと想像すらしていない。悪気があってやっているわけではないので尚更厄介だ。
ぶつかったら交通事故ですよ!歩道で歩行者を優先しない!
そして3つ目は歩道を猛スピードで走っている自転車。これも中高生の若い世代に多い。コーナーめがけて立ち漕ぎでスピードを上げながら突っ込んて行ったりしている。そのスピードで死角になっている道に突っ込んでいってさ、そこに幼児とか高齢者がいたら避けられるのかい?圧倒的に危機予測能力が欠落している。まあ、子供だから仕方ないのだが・・・。多分きっと彼らも学校で、「自転車講習」的なものをやっているはずだ。そしてそれは全く意味をなしていないことを証明している。自転車は車道走行が原則である。ただ、交通量の多い車道は危険だし、子供や高齢者はそこを走るべきではないと考えている。だから歩道を走ることは仕方ないと思っているのだが、「徐行」「歩行者優先」は大原則だ。歩行者を跳ね飛ばすような、歩行者が避けるのが当たり前と思っているような危険運転は学生であっても容赦はせずに取り締まって欲しい。自転車であっても歩行者と接触したら、怪我の大小関わらずそれは交通事故である。警察を呼ばれて話を聞かれて親にも学校にも連絡が行くよ。
耳で防げる危険もあるからさ!ヘッドホンで音楽を聴きながら!
続いてはヘッドフォンで音楽を聴きながら自転車に乗っている人。これも若い世代に多い。こちらも運転に自信ある系に分類されるということか。私自身は後方から自動車が来ていないか音も一つの判断材料としている。だから個人的には自転車に乗る時に耳を塞ぐのはありえないと思っている。だって自動車を運転する時に両耳ヘッドフォンはしないでしょう。耳から入る音で防げる危険もあるし、ベルやクラクションなど音ありきで危険を知らせているケースも多々ある。それを一切シャットアウトして「危険?知らねーよ、お前らが避けろ」って態度は横暴すぎやしないだろうか?いや、そこまで考えているわけではないのでしょうが、端から見るとどうしてもそんな風に見えてしまうのだ。
左折時も信号に従いなさい!赤信号を無視する!
最後は信号無視だ。こんなの以ての外のはず。だけど実際にやっている輩は多数目にする。特に多いのが、左折での信号無視。直進は車も横切っているし、自分の命も大切なのだろう。きちんと止まっている自転車も多い(中にはそこも無視している人もいるが)。左折となると車道を横断する必要がないため、ママチャリの皆さんからすると「危険ではない」という判断のようだ。自動車運転手からするとこれは恐怖である。止まると思っていた自転車が信号を無視してスピードを落とさずに左折してくる。予期せぬ動きに急ブレーキを踏んだことが何度あっただろうか。そんな自転車に限ってヘッドフォンをしていて自分の運転が危険であるという認識すら持とうとしていない。
ロードバイクだろうがママチャリだろうが関係なしに取り締まるべき
これ以外に危険な乗り方をしている人もいるし、ルール違反をしている人もいる。今回は私が感じたより危険でより迷惑な乗り方を抜粋してみた。「いやいやロードバイク乗りの方が危ないでしょ!」そうですね、私があまり目にしないだけで、特に都内などはローディーの母数も多いので、危険な乗り方をしている人もいるかもしれない。だからなんだ?ロードバイクが危ないからママチャリもルールを無視していいのだろうか?そういうお話ではない。ロードだろうがママチャリだろうが、若かろうがお年寄りだろうが、運動神経抜群だろうが子供を乗せていようが、そんなことは全然全く関係ない。お話はもっとシンプルだ。自転車に乗る時は自転車に乗る時のルールを守ろう、守ってない人は皆悪である、ということだけ。
口コミで広がることだってある!
取り締まる側も偏っているような気がしてならない。自動車やロードバイクは目の敵にするくせに、危険なママチャリを取り締まっているのを見たことがない。交番前を暴走していたってスルーのこともある。きっとママチャリや中高生、高齢者は「ルールを知らないから」ってことで仕方なしとされているのではないだろうか。でもそれってどう考えてもおかしい。法的におかしいし、不公平さもおかしい。そして何より「知らないから取り締まらない」ということではなく、「取り締まらないから知らない」のだ。地域の口コミネットワークを侮ってはいけない。「●●さんの奥様が先週自転車で捕まったんですって!」と広まることだってあるんじゃなかろうか。ここまでママチャリのルール無視が増えてしまっているのは、警察の怠慢も一つの理由であると思う。経費の問題とか、人手の問題とかあるんでしょうが、、、危険だからルールになってるんでしょう。そこまで立ち返ってみて、本当に必要なのであればそれなりにお金をかけても取り組むべきだ。税金はそういうところに使って欲しいと願う今日この頃。
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