痛みは突然やってきた。今週の月曜日、朝会社までの道のりはいつもと変わらず問題なし。お昼頃に少しだけ足に違和感を感じたが、足を組んでいるときに少し筋を伸ばしたかな、くらいに考えていた。
時間が経つにつれて痛みはどんどん増していき、帰宅する頃には歩行すら困難になっていた。足の裏の外側。じっとしていれば痛みはなく、歩くなどして足の裏が刺激されると強い痛みがあった。全く身に覚えはない。ジョギングした時もロードバイクに乗ったときも問題はなく、なにより朝まではなんともなく普通に歩けていたのである。
原因不明の痛みの正体は・・・足底筋膜炎?
それでも一晩経てば治ってるかなあ、なんて淡い期待を寄せ湿布を貼って眠りについた。翌朝目覚めて歩いてみても痛みは残った。こりゃやばいと通勤途中の医者に行く。レントゲンを撮っても異常なし。先生も渋い顔だが痛いものは仕方ない。「ちょうど腱がある部位なので何かをきっかけに炎症を起こしているのかも。炎症止めの塗り薬を塗って様子をみましょう」とのこと。
具体的な原因とかの説明はなく、まだ様子見の段階なのかもしれないが、自己診断では足底筋膜炎(そくていきんまくえん)じゃないかって思っている。
足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
足底筋膜炎とは足の裏の全体ではなく、主に外側の筋膜が炎症を起こしてしまう症状です。わかりやすく説明すると、歩くだけで足の裏に痛みが発生してしまうつらい状態なのです。
ジョギングなどの足の裏に強い衝撃を与える運動をすると、足の裏の筋肉が固まってしまい痛みが発生するとのこと。そういえば患部はしこりのように硬かった。筋肉が固まったから腱が炎症を起こしたのだろうか。とにもかくも治療法は限られており、湿布を貼って安静にしているくらいしかないらしい。
マラソン大会本番まで3週間だぞ!
参加を予定しているタートル10kmマラソン大会は10月18日に開催される。あと3週間しかない。先週の金曜日は電車が止まった影響で帰れず、ジョギングデーをスキップしてしまった。これ以上のスキップは本番に間違いなく影響してしまうのだが、とても走れる状態ではない。なので、今週は水曜日も金曜日もスキップ。先週から3度走るべき日に走れず、これで1週間以上も走れていない状況となってしまった。
はっきり言ってこれはまずい。本番1週間前は本番に疲れを残さないためペースを落とす予定なので、今週来週は追い込みのピークとする予定だった。それがここにきて全く走れていない状態となってしまっている。せっかく走るたびに自己ベストくらいの好調を維持していたのに・・・。よりによってこんなタイミングで痛みって。
まあ、原因はなんとなくわかる。硬いアスファルトの上をちゃんとしたシューズも履かずにけっこうな負荷をかけて走っていたので疲労が蓄積したのだろう。疲労が原因であれば安静にしておかなければそれこそ10月18日は走れないという事態になってしまう。ここは焦らずに完治を目指すことが得策だ。
持久力を維持するためのトレーニングとは?
とはいえ、このままズルズルとコンディションを落としていくのは怖い。筋力は筋トレで補うとして問題は心肺機能=持久力である。足の裏を地面につけない以上、できることが限られてしまう。走ることはもちろん、ウォーキングも困難だ。でも持久力はできるだけ維持しておきたい。足の裏が痛くてもできる持久系のトレーニングなんてあるのだろうか?
・・・自転車=ロードバイクがあるじゃないか!!
なんと灯台下暗し!今一番の楽しみであるロードバイクがこれにあたるじゃないか!足の裏は地面につかなければそれほどは痛まない。想像の域だが、おそらくはペダルを踏むくらいだったら痛みは出なそうだ(強く踏んだら痛むと思うが…)。だったら話は早い。足の裏が完治するまではジョギングの代わりにロードバイクをトレーニングとしてみることにしよう!
ロードバイクにどれくらい乗れば代わりのトレーニングになるのか?
ではいったい、ロードバイクにどれくらい乗ればジョギングで10km/7kmを走るのと同等のトレーニングになるのだろうか?比較できるログデータが消費カロリーくらいしかないので、これをもとに考えていこう。
いつものジョギングでの消費カロリー
- ジョギングで7km=430kcalくらい
- ジョギングで10km=614kcalくらい
なるほどいつもは400〜600kcalくらいをジョギングで消費しているということだ。単純計算ではこれと同等のカロリーを消費できる距離を走れば同等の運動量になるってことなのかな?運動強度が違うのでそんなに単純ではなさそうだが、いったんそれで考えてみることにしよう。
いつものロードバイクではだいたい30km程度を走っているのだが、その時の消費カロリーが400〜500kcalくらいのようだ。10kmには及ばないものの7kmのジョギングと同等のカロリーを消費しているということになる。ケガが完治するまでの代替のトレーニングとしては悪くないと思う。しかもジョギングとは異なり、ロードバイクで30kmであれば連日のトレーニングも可能である。土日両方をトレーニングに当てることができる。
ロードバイクでの夜間走行に抵抗がある
ネックはロードバイクでの夜間走行に抵抗があるということ。ごくごく短い距離なら夜でも走っているが、30km程度を夜間に走ったことはこれまで一度もない。自動車から見えにくくなるため、リスクを回避して夜間にロードバイクに乗ることは極力回避している。
土日の日中帯に集中して乗るようにするか。川沿いなどのできるだけ安全そうなコースを周回で走るようにするか。ちょっとやり方を考えてみよう。とりあえずは今週末はジョギングは無理そうなので、日中帯にロードバイクでトレーニングすることにしてみる。そうこうしているうちに来週には痛みが引いて走れるようになってるといいなあ。
健康のためにジョギングをはじめたものの足を負傷して断念した、なんてお話をけっこう聞いたりする。そんな人にも足の裏や膝への衝撃の少ないロードバイク=自転車ってオススメの運動なのかもしれませんね。
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