先週末もおよそ30kmの距離を愛車であるMomentum iWant R-1で走った。パット付きインナーとサイクルグローブのおかげでお尻の痛みもほとんど感じずに快適な走りを楽しむことができている、と思っていた矢先大事件が起きた!
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大事件!チェーンが外れてしまった!
諸先輩方からしたら「何だそんなことか」とお思いかもしれないが、私にとっては一大事である。私は自転車いじりといえばここまで「サドルを前に出す」と「ボトルゲージをつける」くらいしかやっていない。毎回「パンクしたらどうしよう…」とドキドキしながら乗っているのである。
事件は唐突に起きた。途中、↓こんなポールの間を通らなければいけないシチュエーションがあった。
購入当初であれば、降りて手で押して通っていたような狭い幅だったが、ある程度乗れるようになっていた私はここを乗ったまま強行突破しようと考えた。しかもきっちり体勢を整えてコース取りしたわけではなく、やや横着して強引な角度からポールの合間に侵入しようとした。
案の定よけきれずにバランスを崩し左側に転倒してしまった。幸いかすり傷一つなかったので再び漕ぎ出そうとしたのだが、ペダルを踏むとどう考えても強烈な違和感がある。ペダルを踏んでいるのに何の感触もないのだ。しばらく状況を飲み込めなかったが、このままでは走りだすことはできないということだけは直感的にわかった。
さすがロードバイク!簡単に復旧!!
自慢ではないが、私はママチャリのメンテもしたことはないし故障したら即自転車屋さんに持ち込んで修理をお願いしていた。だからチェーンが外れたことがわかってもどうすればいいのかがわからなかったのである。暫く外れたチェーンとにらめっこ。5分もするとテンパったメンタルがようやく落ち着き冷静になることができた。
チェーンが外れていたのは「フロントギア」の方だった。外れている箇所も確認できたので、手でチェーンを触ってみる。ここで気づいた。このまま自分の手で元に戻すことができるんじゃないかと。反対の手で少しずつペダルを回しながら、少しチェーンを引っ張りながらフロントギアに戻していった。私がもともと持っていたイメージとは裏腹に簡単にチェーンを元に戻すことができた。
ペダルを踏んでみるとさっきまでのスカスカ感はなく、いつもと同じようにしっかりと感触があった。恐る恐るサドルをまたいで少し乗ってみる。完璧!ギアもきっちり変わる。自分でもびっくりだが、たった10分程度のロスで簡単にチェーンが外れたのを修復することができてしまった。
ロードバイクだから簡単に治せた
家に帰って調べてみると、外れたチェーンを元に戻すことはそんなに難しいことではないらしい。何が問題ってシティサイクルにはチェーンを保護するためのカバーがついていて、それを外すための工具が必要になる。例えば今回カバーがついていたら工具を持っていなかった私にはお手上げだったかもしれない。軽量化・メンテのし安さを目的にロードバイクにはカバーがついていない。だからこそ手で触ってみて「治せる」と思ったわけだし、それはロードバイクだから簡単に治せた、と言ってもいいだろう。
いやーしかし正直焦った。この事件が起こった場所というのが家からも目的地からも遠く離れた中間地点であり、かつ田んぼのど真ん中であり、かつ朝8時過ぎという時間帯だった。自転車屋なんか近くにないし、そもそも営業していない。家まで自転車を押しながら徒歩で戻らなければいけないかとかなり焦ってしまった。
今回はチェーンが外れたので治すことができたが、パンクだったらアウトだった。道具もノウハウも持ち得ていない。やっぱり緊急時に備えて修理キットを用意しておく必要はあるなあ。
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