Canon EOS 60Dとともにお散歩する「カメラとお散歩シリーズ」の北海道編。3日目は博物館系の施設を中心に回ってみた。。午前中に100km強の距離を網走まで移動する。道中コンビニにより北海道ではペヤングよりもポピュラーと言われるカップ焼きそば「焼きそば弁当」を購入した。それからもしばらく走り、無事に網走に到着して「オホーツク流氷館」と「網走監獄」に行ってみた。地図でいうと↓この辺り。
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-9度の世界を体感するオホーツク流氷館
その名の通り、オホーツク海の冬の風物詩となっている「流氷」に関してのテーマパークである。比較的こじんまりとしているテーマパークであるが、隣で新館の建設が進行していた。8月にオープン予定とのことなので、新たに生まれ変わるのかもしれない。
私が訪れたのは旧館の方である。入ってすぐにミニシアターでの流氷に対しての上映が始まる。迫力のある流氷の映像を楽しむことができた。続いて実際に流れ着いた流氷たちがストックされている部屋に入ってみる。
間近で巨大な氷の塊を見ることができる。圧巻だったのは室温。流氷を保存するために部屋の温度は「-9度」に設定されている。この日の気温は20度オーバーだったため、かなり薄着で入館していた。
そんな人のことも想定してきっちり防寒グッズも用意されいる(ピンボケですみません…)。ただし、防寒してしまうと寒さはあまり感じない。「寒っ!!!」っていうリアクションを楽しみたい人は防寒着の着用はおすすめしない。短時間なのでTシャツ1枚でも十分我慢することは可能である。
入室の前には濡れたタオルを配布される。それを室内でぐるぐると回転させるとあっという間に凍りつきタオルが立つようになる。気温の低さを体感できるよいサービスだと思った。
スペースはそれほど広くはないが、流氷についての博物館的な空間も用意されていた。個人的にはここが一番興味深かった。私のような遠方に居住する人間は流氷については漠然とした知識しか持っていないため、博物館的な要素をもっと増やしてもいいのにと感じた。
そして続いて屋上に360度展望台へ。あいにくこの日は曇り空で遠くの山々までは見ることはできなかった。晴れていたら感動したかと聞かれると少々微妙…。NHKの電波塔も邪魔で「絶景」と呼べるような風景ではなかったかも。
こじんまりとした建物ではあったが、来館者を楽しませようとする工夫は大いに感じられた。特に体験系のアトラクションは子どもたちは喜んでいた。団体観光客も少なかったので、穴場的なスポットかもしれない。
恐ろしいほどのリアリティ!網走監獄
続いてオホーツク流氷館から車で10分ほどの博物館「網走監獄」に行ってみた。現在も「網走刑務所」もリアルに存在しているが、そこではなく、かつて昭和の時代に実運用されていた「網走監獄」の様子を再現、一部は実在の設備を移設するなどして博物館として展開しているテーマパクである。
オール室内の施設をイメージしていたが全然違っていた。いくつかの建物・棟が敷地内に点在し、移動は屋外を徒歩でするというものだった。この日は雨が降ったりやんだりだったが、なんと傘を無料レンタルしてくれているのでまったく問題はなかった。
非常に多くの施設があり、様々なシュチュエーションごとに当時の様子を再現しているのだが、ここでは私が興味を持った2つの展示を紹介した問いと思う。
行刑資料館
網走監獄の歴史と果たしてきた役割などを紹介していた。映像や当時の資料などふんだんに使用しており、何も知識を持ち得ないでふらっとやってきた私のような人間にはこの施設を知るに非常に効果的な展示だと思った。
展示にはリアルな蝋人形が使用されている。施設内にたくさんのリアルな蝋人形がたくさんあるため、どれが人間でどれが蝋人形かがわからなくなる。入り口に蝋人形がいると思ってじっと見ていたら会釈をされた。受付のおじさんを蝋人形だと勘違いしてしまった。
五翼放射状舎房
これは実際に使用されてた施設を移設して復元させたものらしい。それだから非常に迫力と雰囲気のある施設だった。囚人は蝋人形で再現されているのだが、リアリティがありすぎてちょっと気持ちが悪かった(姪っ子は怖くて近づくことができなかった)。
なんとなく当時の囚人の気持ちが伝わってくるような気がした。どこか寂しげで過酷な雰囲気が写真にも出ていると思う。
予想外の雨に打たれる形となってしまったが、監獄の切ない雰囲気と重なり良い感じだと思う。お土産もとてもセンスがある「監獄アイテム」が多々置かれている。お土産屋を覗くだけでも楽しめる施設だと思う。明日はいよいよ最終日。知床半島を目指してオホーツク海沿いに走る予定。
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