4万円以内のロードバイク「momentum iWant R-1」 -スポーツバイク購入計画-

さあさあ、4万円以内のロードバイク検討会も早4回目。今回はイオンバイクにて販売されている、「momentum iWant R-1」にスポットを当ててみることにしよう。

重量：11.0kg
465mm　適正身長：165～175cm
430mm　適正身長：160～170cm
タイヤ：700x25c

信頼できるパーツと販売店

まずはいつもの通り、この車種のよいところからいってみよう。

この価格帯の自転車にしては軽い
サイズ：465cmで11.0kg、サイズ：430cmになると10.5kgの重量を実現している。もちろん本格的なロードバイクと比較すれば重めであることは間違いないが、本購入計画において調査してきたこの価格帯のスポーツバイクのなかでは軽い方である。スピードをが出ることもさることながら、長時間走ってる中での疲労感にも重量は影響するので、間違いなくポジティブな要素である。

GIANT製パーツでのOEM商品であること
ネットで調べた限り、諸説あるようなのだが「GIANTがイオンバイクのために起こしたブランド」ということではなく、「GIANT製のパーツ使いを別のメーカーが OEM的に生産している」というのが正しい解釈のようだ。といっても世界的な自転車メーカーである「GIANT」がパーツを提供していることは間違いないわけであり、そこに一流メーカーの信頼度が芽生えるのではないかと素人目には思ってしまう。

イオン実店舗で購入することが可能
これがこの自転車の最大のアドバンテージかもしれない。ここまでこの価格帯の自転車は通販という販売スタイルを基本としてきた。何度も書いてきたが、通販だと購入前・購入後に店頭での相談ができず、自らメンテ等も覚える必要が生じる。初心者にはそれが心もとなく、量販店であるイオンの実店舗で購入ができるという事実はなんとも言えない安心感がある。実際に試乗したりものを見た上で購入できるというのの大きなメリットだろう。

ほかの候補に比べてやや高価

続いてこちらもいつもどおりネガティブ要素を洗い出してみる。

価格がやや高価であること
ここまで紹介してきた「BENEFIUE-1」「DCR」「5014AL」と比較するとやや高い印象だ。「A400 ELITE」のみ完成品での購入を考えると同等といったところだろうか。言い換えれば、価格的にはネットでの評価抜群の「A400 ELITE」と同等のクラスと考えることもできる。まあ「A400 ELITE」はかなり丁寧に作られているようなので、単純な比較はナンセンスかもしれないが…。

デザイン的にイマイチか
どうもデザインがカッコよく見えない。一目惚れに近い「a.n.design DRC」と比較するのはかわいそうだが、その他の自転車、もしくは候補外の自転車と比較してもイマイチのような気がする。考えるに「momentun」のロゴがイマイチなのがその原因だろう。デザインも重要ではあるものの、プライオリティ的にはスペックや価格に比べて劣るのは事実。競った時の決め手にはなるかもしれない。

総合的な評価としてはやはり価格かな。価格が他の候補よりもやや割高な感がある。今は¥37,000程度の価格だが、過去には¥45,000程度で販売されていた模様。つまりはもともとの値段はこれまで候補にあげてきた自転車たちよりも1万円程度上に設定されている。価格差があればそりゃネガティブ要素も少なくなるだろう。

とはいえ、価格が高いということは大きな大きなネガティブ要素である。私にとってはほかの要素がある程度はひっくり返ってしまうくらいの大きな問題なのだ。多少クオリティが低かったり、通販的な面倒くささがあったとしても1万円の割安感を選択する可能性だってある。自転車としてのクオリティ・外的要因を含めても一番優位なポジションにいるのは確かだが、「価格」という思い存在に足を引っ張られているということだ。

前述した通り、決定の優先順位としては、↓であると現状では考えている。